彼らの作品史を紐解くと、アルバムごとに極めて明確な概念的挑戦が試みられていた事実に突き当たる。初期の試行錯誤を経て確立されたサウンドスタイルは、10周年記念盤である『5×10 All the BEST! 1999-2009』で一つの完成形を迎えた。あの時代、街のあちこちで耳にしたメロディは、単なるヒット曲を超えて日本全体の風景と同化していた。
さらに活動休止直前に発表されたラストアルバム『This is 嵐』に至るまで、彼らは常にEDM、R&B、ファンクといった世界最先端の音楽トレンドを貪欲に吸収し続けた。単なるアイドルソングの枠組みを打ち破り、海外トッププロデューサーや気鋭のミュージシャンを招聘して構築されたサウンドは、今や日本のポップミュージック史における貴重な文化遺産と言える。