吹奏楽部員やクラシックファンでも頭を悩ませるのが、一見すると区別がつきにくい同系統の楽器たちです。ここではオーケストラの楽器の見分け方や、吹奏楽における楽器クイズの難問をピックアップします。
【第3問:木管楽器と金管楽器の見分け方】
キラキラとした金色の真鍮(ブラス)で作られているサクソフォン(サックス)とフルート。これらは「金管楽器」と「木管楽器」のどちらに分類されるでしょうか?
正解:どちらも「木管楽器」
【解説】
金属製であるにもかかわらず、両者とも木管楽器に分類されます。管楽器の分類基準は「本体の材質」ではなく「発音の仕組み」にあるためです。
・金管楽器:演奏者の唇を振動させてマウスピースに音を吹き込む(トランペット、トロンボーン、ホルンなど)。
・木管楽器:リードと呼ばれる薄い植物片を震わせるか、管の吹き口のエッジに息を当てて空気の渦(エアリード)を作って鳴らす(クラリネット、オーボエ、フルート、サックスなど)。
サックスは植物の葦(アシ)で作られたリードを振動させ、フルートは空気の渦で発音するため、どれほど金属でピカピカに作られていても木管楽器の仲間です。
【第4問:音当て問題にも役立つ外見識別】
オーケストラのオーボエとクラリネット。遠目から見ると黒くて細長い木管楽器で見分けがつきにくいですが、最も決定的な「吹き口(マウスピース)」の違いは何でしょうか?
正解:オーボエは2枚のリードを重ねた「ダブルリード」、クラリネットは1枚のリードをマウスピースに固定する「シングルリード」
【解説】
楽器クイズの音当て問題でも頻出の2大木管楽器です。オーボエは細い金属管に2枚の葦を糸で巻きつけた極小のダブルリードを直接くわえます。一方のクラリネットは、プラスチックやエボナイト製のくちばし状マウスピースに1枚のリードをリガチャー(留め具)で固定します。音色面でも、オーボエは哀愁漂う鋭く通る音、クラリネットは温かくまろやかな響きという際立った個性を持っています。