米倉涼子さんの現在を語る上で避けて通れないのが、数年間にわたり彼女を苦しめた難治性疾患「脳脊髄液減少症」との戦いです。この病気は、脳と脊髄を覆う硬膜から髄液が漏れ出し、激しい頭痛、めまい、倦怠感、視覚障害などを引き起こすもので、一時はまっすぐ歩くことすら困難な状態に陥っていたことが本人の手記やインタビューで明かされています。
2026年には主演ミュージカル『CHICAGO』の降板を余儀なくされるなど、俳優人生最大の危機に直面しました。当時の心境について、米倉さんは後にドキュメンタリー番組や会見で次のように語っています。
「起き上がることすら辛く、大好きな舞台に立てない悔しさで先の見えない暗闇にいるようでした。それでも諦めずに治療を続けてこられたのは、待っていてくれるファンの皆さんと支えてくれた仲間がいたからです」
専門医によるブラッドパッチ療法や長期にわたる理学療法、体幹強化の地道なリハビリを重ねた結果、体調は劇的に改善。2026年末に公開された集大成となる『劇場版ドクターX FINAL』の撮影も見事に完走し、2026年現在ではハードなスケジュールもコントロールしながらこなせるまでに回復を果たしています。