インディペンデント映画や本格的なストレートプレイ(会話劇)の現場において、40代女優の需要は飽和状態にあります。若い世代では表現しきれない、人生の裏街道や、言葉の裏に隠された悪意、あるいは無償の愛といった複雑なテーマを表現するには、彼女たちのキャリアが必要不可欠だからです。
舞台演出家たちはこぞって彼女たちを指名します。それは、彼女たちが単にセリフを覚えるだけでなく、演出家と対等にディスカッションし、役を能動的に構築できる「クリエイター」としての側面を持っているからです。現場を引っ張る座長としてのリーダーシップも、この年代ならではの強みと言えるでしょう。