いま柴又には、Z世代を中心とした若年層の姿が目立つ。その背景にあるのが、空前の「昭和レトロ観光」ブームだ。洗練されたデジタル空間に慣れ親しんだ若者たちにとって、柴又のレトロな商店街やレトロポップなハイカラ横丁、駄菓子屋の風景は新鮮な体験として映る。
フィルムカメラやレトロ風フィルターを装着したスマートフォンを手に、参道のレトロな街並みを撮影するスタイルが大流行している。昔ながらの喫茶店で味わうクリームソーダや、木造店舗の前での一コマはSNS上でも大きな話題を集め、古い歴史を持つ街に新たな活力をもたらしている。