日本中がその才能に注目していた1999年、突如として芸能活動の休止を発表しました。映画やドラマの主演が次々と決定していた最中の出来事であり、メディアやファンの間には大きな激震が走りました。
この電撃休止の真相は、急激なブレイクによる過密スケジュールとプレッシャー、そして心身の極度の疲弊でした。まだ10代半ばの少女だった彼女にとって、プライベートすらままならない環境は許容量を超えていたのです。「普通の高校生活を送りたい」「一度立ち止まって自分を見つめ直したい」という切実な思いから、所属事務所との契約を満了し、表舞台から距離を置く決断を下しました。
約3年間の充電期間を経て、2002年に「松本莉緒」へと改名して芸能界に復帰を果たします。心機一転、新たなスタートを切るために選んだこの改名は、大人の女優として自らの足で歩み出す覚悟の表れでした。復帰後はファッション誌『CanCam』の専属モデルを務めたほか、ドラマ『エースをねらえ!』の竜崎麗香(お蝶夫人)役や映画『モテキ』などに出演し、艶やかな大人の女性としての魅力を開花させました。