かつてのレンズ穴が見えるような粗雑な隠しカメラの時代は終わった。現在横行しているのは、直径1ミリ未満のピンホールレンズを組み込んだ極小デバイスだ。施術室の壁に設置された時計、火災報知器、あるいはスタッフが装着する名札の中にまで、不法な撮影機器が仕込まれていた事例が確認されている。
さらに恐ろしいのは、撮影された映像がリアルタイムでクラウドへ自動送信されるWi-Fi/5G連動型カメラの普及だ。SDカードを回収する必要すらなく、遠隔操作で高画質な動画が外部へ流出していく。利用者が施術台の上で不審に思う余地すら与えない仕組みが完成してしまっているのが、2026年現在の恐ろしい実態である。