多くの人が陥りがちな罠が、自分をすり減らして他者に尽くす「自己犠牲型の利他」である。これは長続きしないばかりか、最終的には相手に対する見返りの要求や、共依存という最悪の結果を招く。私たちが目指すべきは、自分自身のコップが満たされ、そこから溢れ出た水で他者を潤すような「持続可能な利他」の設計だ。
まずは自分自身のウェルビーイングを最優先すること。自分が健康で、精神的に安定していなければ、他者に本当の意味で手を差し伸べることはできない。自己愛と他者愛は対立するものではなく、地続きのグラデーションなのだ。