国内外で高い人気を誇るがゆえに、RSワタナベのエイトスポークには数多くのコピー品やオマージュ品が存在します。中には粗悪な違法模倣品が正規品と偽って流通している事例もあり、購入時の見極めが強く求められます。代表的なワタナベホイール 偽物の見分け方として、以下のチェックポイントを押さえておく必要があります。
まず確認すべきは、ホイール裏面に刻印された「WATANABE」の英字ロゴと、3本のツル(三羽の鶴)をモチーフにした「鳥居マーク(ファルコンマーク)」です。正規品は砂型鋳造特有のくっきりとした浮き文字で刻印されていますが、粗悪なレプリカ品は刻印の文字が潰れていたり、そもそも刻印が存在しなかったりします。また、安全基準を証明する「JWL」または「JWL-T」刻印の位置やフォントの歪みも真贋判定の大きな指標となります。
さらに装着時に最も陥りやすい落とし穴が、ナット座面の形状です。ワタナベホイールの多くのモデルでは、一般的な市販車に採用されている60度テーパー座面とは異なり、独自の「専用テーパー角」または「ワッシャー付きストレート構造」が採用されています。ここに一般的な汎用ホイールナットを無理に締め込むと、座面が均一に密着せず、走行中のボルト緩みやハブボルトの破断事故を引き起こす危険性があります。
必ずホイールの製造年代と品番を確認し、メーカーが供給するワタナベホイール 専用ナット(および専用薄口ソケット)を組み合わせて規定トルクで締め付けることが安全運行の絶対条件です。