SWORD地区を構成する5つのチーム、山王連合会、White Rascals、鬼邪高校、RUDE BOYS、そして達磨一家。頭文字をとって名付けられたこの抗争地帯において、達磨一家が占める位置は明確に他と異なる。彼らの行動原理は防衛でも正義でもない。「潰された日向の顔を立てる」こと、それだけだ。
闘犬の如く死地へ飛び込む下っ端たち、そして頭目の命を絶対視する異常な忠誠心。戦いの場に持ち込まれる太鼓や花火、法被といった「和」の美学は、殺伐としたバトルグラウンドに異彩を極めた華やかさをもたらした。彼らの存在がなければ、作品が持つ独自の世界観はここまで深く構築されなかったはずだ。