職人の手作業によって生み出される高級砂糖の代表格が「和三盆(わさんぼん)」だ。主に香川県や徳島県で栽培される竹糖というサトウキビから作られ、「研ぎ」と呼ばれる独特の工程を繰り返すことで、口の中で雪のようにすっと溶ける極上の食感が生まれる。
一方、沖縄や奄美群島で育まれる「黒糖(こくとう)」は、サトウキビの搾り汁をそのまま煮詰めたミネラル豊富な自然の恵みである。その濃厚なコクと深い味わいは、国内外のトップシェフから再評価されている。2026年には、ヨーロッパのミシュラン星付きレストランでも隠し味として黒糖が採用されるケースが増加した。