豊昇龍と朝青龍の間には、単なる親族を超えた厳しくも温かい絆が存在します。叔父である元朝青龍は、甥の取組をモンゴルや日本で常にチェックしており、場所中にもSNSや直接の連絡を通じて容赦のないアドバイスや檄を飛ばすことで知られています。
勝った相撲であっても、内容が悪ければ「あんな相撲では上に行けない」「もっと腰を落として前に出ろ」と手厳しい言葉が届きます。一方で、豊昇龍が初優勝を飾った際や大関昇進を決めた際には、人目をはばからず涙を流して甥の努力を称え、誰よりもその栄誉を喜んだのが叔父でした。
豊昇龍自身もインタビューなどで「叔父の名に恥じない相撲を取りたい」と語る一方で、「朝青龍の甥としてではなく、豊昇龍という一人の力士として認められたい」という強い自立心を口にしています。偉大な先達からの叱咤激励を受け止めつつ、自らの相撲道を切り拓く姿は、多くのファンの胸を打っています。