市場の喧騒の中でもひと際長い行列を作るのが、老舗の山田商店だ。朝一番から店頭に立つキムチ職人の手つきは無駄がなく、絶妙な塩加減で仕込まれた白菜が次々と樽へ収められていく。看板商品の白菜キムチはもちろん、山芋やカクテキ、チャンジャなど常時数十種類が並ぶ光景は圧巻だ。絶妙なコクとフルーティーな甘みが交錯する味わいは、大手グルメ予約・口コミサイト食べログでも極めて高い評価を獲得し続けている。
一方、素材への徹底したこだわりで根強いファンを持つのが豊田商店だ。厳選された国産白菜と最高級の韓国産唐辛子を使用し、創業以来変わらぬ秘伝のタレで漬け込む。一口食べれば、パリッとした歯ごたえとともに、まろやかな出汁の旨味が口いっぱいに広がる。地元住民が「毎日の食卓に欠かせない」と口をそろえる理由が、その一口で即座に理解できるはずだ。