思い通りに動かない子供を前にして毎日怒鳴り続けていると、「このままでは将来、社会に適応できない問題児になるのではないか」という不安、いわゆる親の言うことを聞かない子供の末路を悲観してしまう母親も少なくありません。
しかし、近年の発達心理学の研究では、親の指示に盲目的に従い続ける子供よりも、親に対して適切に反発や自己主張ができた子供のほうが、成人後に高い自己決定力や問題解決能力を発揮することが示されています。親の指示を聞かないのは、自己主張の芽生えであり、健全な自立プロセスの通過点に過ぎません。
とはいえ、毎日のストレスに耐え続けるのは困難です。言うことを聞かない子供イライラ解消法として実践したいのは、怒りのピークである「最初の6秒」をやり過ごすフィジカルな工夫です。感情が爆発しそうになったら、その場を一歩離れて冷たい水を飲む、深呼吸をするなど、物理的なリセット習慣を持つことが、母親自身の精神的安定を守る強固な盾となります。