フリマ巡りの醍醐味は、宝探しのようなワクワク感と、何と言っても出店者との対話から生まれる価格交渉だ。特に「古着・ヴィンテージファッション」や「骨董品・アンティーク」を探す際、闇雲な値下げ要求は野暮というもの。プロのバイヤーは、まず商品の背景やストーリーを尋ねることから会話を始める。「この時代のボタンは珍しいですね」と敬意を払うことで、出店者の心をひらき、結果的に思いがけない提示価格を引き出すのだ。
また、狙い目の時間帯を戦略的に使い分けるのも鉄則である。開場直後の「朝一番」は状態の良い超レア品を確保する絶好のチャンスだが、価格は高め。逆に閉場間際の「撤収間際」は、出店者が荷物を減らしたい心理が働くため、驚くような格安価格に値下がりすることが多い。複数まとめて購入する「まとめ買い交渉」も効果的で、提示額から2〜3割引きを引き出す極意として知られている。