ネット上では「10cm以下は短小」といった極端な言説が散見されますが、泌尿器科領域における短小の定義と見分け方は極めて厳格です。
医学用語としての「小陰茎症(マイクロペニス)」は、同年代の平均値から標準偏差の2.5倍以上小さい状態を指します。成人男性においては、完全勃起時の長さが8cm未満(通常時4cm未満)であることが診断基準となります。
したがって、勃起時に10cmや11cmある場合は、医学的には一切の異常がない「健全な標準体」です。機能的な性交や生殖能力にも何ら支障はありません。「周囲より小さい気がする」という悩みのほとんどは、身体的な疾患ではなく心理的な思い込み(陰茎醜形恐怖症)に起因しています。