庄内地方のソウルフードとして知られる「オランダせんべい」。わずか約3ミリという脅威の薄さに焼き上げられたこのせんべいは、昭和の誕生以来、世代を超えて愛され続けている。手掛けたのは、創業以来パイオニアとして業界を牽引する酒田米菓だ。
庄内平野の良質な米を使い、パリッとした軽快な食感と絶妙な塩加減で仕上げられた味覚は、中毒的とも言える旨さを誇る。「オランダ」という独特のネーミングは、地元の庄内弁で「私たち」を意味する「おらだ」に由来するというユニークなエピソードも残る。伝統を守りつつも時代に合わせて進化するその姿勢が、長年愛される理由だ。