2000年代後半から始まった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ(『序』『破』『Q』)は、日本のアニメーション産業のビジネスモデルと制作手法を根本から塗り替えた。自社出資による完全独立自営型の制作スタイルを確立し、クリエイターへの還元とクオリティの追求を両立させたカラーの挑戦は、今日の国内アニメスタジオにとって大きな指標となっている。
かつての下請け構造や低予算制作に苦しんでいた産業界に対し、エヴァシリーズが提示した「徹底的な品質至上主義とビジネス設計の融合」は、いまや世界的標準となった。今回のリーク情報が示唆する新展開もまた、停滞気味な世界コンテンツ市場に新たな風穴を開ける可能性を秘めている。