久留米市立南薫小学校の魅力を探るうえで、まず目を奪われるのはその圧倒的な歴史の深みと、それに反するような先進的な教育環境のコントラストだ。明治初期の創立以来、幾多の時代を乗り越えてきた同校は、時代の変革期を迎えるたびに自らの教育カリキュラムを柔軟にアップデートしてきた。
保護者の間で特に高い評価を得ているのが、児童一人ひとりの探究心を極限まで引き出す独自の学習プログラムである。かつての一斉教授型授業から脱却し、子どもたちが自ら課題を見つけ、協働して答えを導き出す「能動的な学び」が日常の風景となっている。校内を巡ると、タブレット端末を手になめらかに議論を重ねる児童たちの姿と、地域の大人が温かく見守る教室の光景が自然と同居していることに気づかされる。