「喧嘩最強」という強烈なパブリックイメージの一方で、当時の彼を知る者が一様に口にするのが、その群を抜いた容姿の良さだ。高身長とシャープな目元、整った鼻筋。どこか陰のあるニヒルなルックスは、同世代の若者たちの中でも圧倒的な存在感を放っていた。
俳優デビュー直前、モデル的な活動やスカウトの対象となっていたのも当然の成り行きだったと言える。甘いマスクでありながら、纏う空気には一触即発の緊張感が漂う。そのアンバランスマッチな魅力こそが、後にスカウトを受け俳優の道へと進む最大の武器となったのだ。当時のポートレートやドラマの初期映像を見返すと、現在の重厚な渋みとはまた異なる、狂気と美しさが同居した鋭利な刃物のような輝きに驚かされる。