かつて芸能界の絶対的覇者であったテレビ放送業は、広告収入の縮小と若年層のテレビ離れによって深刻な岐路に立たされている。ゴールデン帯のドラマ予算すら削られる一方で、Amazon Prime VideoやNetflixなどのグローバル配信勢力は、1話あたり地上波の数倍から数十倍という巨額の予算を投入し続けている。
脚本のクオリティ、ロケーションのスケール、撮影機材のレベルに至るまで、資金力の差は作品の質に直結している。人気俳優が次々と配信作品へと主軸を移す中、テレビ局は従来のような強力なキャスティング力を失いつつあり、既存の放送構造は崩壊の危機に直面している。