主演として作品を引っ張る力がありながら、二番手・三番手のキーパーソンとして作品の深みを増すポジションでも真価を発揮するのが彼の強みだ。「主役を喰う演技」と称されることも多いが、それは決して自己主張が強すぎるという意味ではない。共演者の芝居をしっかりと受け止めた上で、キャラクターの持つ動機や背景を完璧に表現するからこそ、強烈な印象を残すのだ。
ギターの腕前もプロ級であり、即興での歌唱やパフォーマンスもお手のもの。こうした多才さが演技に「あそび」や「深み」を生み出し、予測不能な面白さを作品に与えている。カメラが回っていない現場での振る舞いもフランクで、スタッフからの評価が極めて高いことも有名な話だ。