なぜ、これほどまでに悪質な偽画像が作られ続けるのか。本誌は流出被害の裏側に迫るため、ダークウェブや密閉型コミュニティの動向に詳しい専門家および元作成者に独占取材を試みた。
「動機は単なる承認欲求や性的な好奇心にとどまりません」と、匿名を条件に取材に応じたセキュリティアナリストは語る。「一部の作成者は、アフィリエイト広告収入や有料会員制サロンへの誘導を狙って過激な偽画像を投稿しています。アクセス数を稼ぐための使い捨ての『コンテンツ』として、知名度の高い女子アナが利用されているのが冷酷な真実です」。
取材を進めると、特定の生成モデルや「プロンプト(指示文)」を共有するアンダーグラウンドなコミュニティが存在し、海外の暗号化チャットアプリ上で取引されている実態も浮かび上がってきた。被害の実態は想像以上に広範囲であり、被害者が精神的苦痛から番組降板や休職を余儀なくされるケースも目立っている。この悪質なサイクルを断ち切るには、作成背景にある経済的インセンティブやプラットフォーム側の放置問題を根本から是正する対策が急務だ。