英語圏といっても一枚岩ではない。アメリカでは食後の甘味全般を一括して「Dessert」と呼ぶのが一般的だが、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどの旧英連邦諸国では階層文化や日常のくだけた空気感によって語彙が枝分かれする。
イギリスの上流階級的な響きを持つ「Pudding」、日常会話で親しまれる「Sweet」、そして格式ばったホテルやコース料理で用いられる「Dessert」。現地のパブで「What's for sweet?」と聞かれても戸惑う必要はない。訪れた土地の文化的多様性を味わうことこそが、旅の醍醐味である。