関係者の証言や周辺取材から浮かび上がってきたのは、徹底した「言語化」と「家事の完全フラット化」という家庭内の不文律だ。山里は毎朝5時前に起床して生放送に向かう生活を続けているが、育児や家事を片方に丸投げすることはない。蒼井が撮影や舞台で家を空ける期間は、山里がスケジュールを緻密に調整し、双方が「家庭の主担当」をリレー形式で引き継いでいる。
さらに興味深いのは、お互いの仕事を批評しないという鉄則だ。蒼井が夫の出演番組に細かく口を出すことはなく、山里も妻が挑む難役に余計なアドバイスを挟まない。ただし、一日の終わりにキッチンで交わす雑談の時間は15分でも確保する。日々の小さな違和感を溜め込まず、その日のうちに言葉にして笑い飛ばすリズムが、すれ違いを防ぐ防波堤となっている。