2026年の住宅市場を語る上で欠かせないのが、Z世代やミレニアル世代を中心とする若年ファミリー層の現実主義的な価値観だ。彼らは歴史的なブランドや見栄よりも、ハザードマップにおける安全度、駅からの徒歩分数、そして日常の買い物の利便性をシビアに比較検討する。
海抜の低い沿岸部や古くからの傾斜地が抱える災害リスクが警戒される中、地盤が強固な内陸部や、都市計画によって歩車分離が徹底された港北ニュータウン(都筑区)周辺の再評価が続いている。派手さはないものの、子育て支援施設が充実し、維持コストを抑えられる港南区や磯子区、金沢区といったエリアが、堅実な層から根強い支持を獲得しているのだ。