政治と宗教、あるいは芸能と宗教の関係性をめぐる社会の視線がかつてないほど厳しくなった現在、タレント個人の信条をどう扱うべきかという議論は新たな局面を迎えている。個人の信教の自由は憲法で保障された尊厳ある権利である一方、公的な影響力を持つメディアタレントがその知名度をどのように社会還元・あるいは組織活動に使うべきかという問いは、常に視聴者の関心事であり続けている。
かつてのように「テレビの前の顔」と「プライベートの顔」を完全に分離することが不可能なデジタル社会において、タレント側にもより高い透明性と説明能力が求められるようになった。過剰な隠蔽も、過度なアピールも、どちらもリスクとなり得る現代のメディア環境の中で、彼女のような長年一線で活躍してきたベテランの立ち位置は、後進のタレントにとっても一つの参照点となっている。