2026年現在のキャンパスを訪れると、その異彩を放つ情景に誰もが圧倒される。遠くからでも目立つ高さ約180メートルの「大平和祈念塔(PLタワー)」が空に聳え立つ足元で、かつて歓声が響き渡った野球部専用グラウンドには草が茂り、静けさに包まれている。
校舎の廊下を歩く生徒の姿は数えるほどしかなく、かつて何百人もの生徒が利用していた食堂や講堂も、その大部分が使われないまま静かに時を刻んでいる。地元住民の一人は「昔は朝夕になると生徒たちが大勢バス停に並んでいたが、今は通りで見かけることすら珍しい」と語る。あまりにも落差の大きい現実が、そこには広がっていた。