一大ブームを巻き起こした「俺のフレンチ」や「俺のイタリアン」で培われたノウハウは、この和食の現場にも色濃く受け継がれている。洋の東西を問わず、超一流ホテルや名店で総料理長を務めてきたトップシェフたちが集うグループだからこそ、調理技術のクロスオーバーが自然発生的に生まれるのだ。
例えば、伝統的な和の煮込みにフォンドボーの深みをわずかに忍ばせたり、トリュフの香りを炭火焼きの隠し味に昇華させたりする柔軟なアプローチ。格式に縛られがちな割烹の世界において、フレンチやイタリアンの軽やかな発想が加わることで、唯一無二のモダンな和食体験が完成する。