メディア露出が増えるにつれ、世間では「3人は実は不仲なのではないか」「お互いに共演NGを出している」という憶測が飛び交うようになりました。しかし、芸能関係者の証言や当時の制作事情を紐解くと、不仲説の実態は単なるスケジュールと制作費の都合であることが分かります。
1990年代以降、3人はそれぞれが帯番組や大型冠番組を持つ「視聴率の絶対的エース」へと成長しました。1回の特番で3人を揃えるとなれば、数千万円規模の出演料が発生するだけでなく、各局の看板を背負う3人のスケジュールを抑えることは物理的に不可能に近くなっていったのです。ライバル意識やお互いの芸に対する強烈なプライドはあったものの、個人的な確執による共演NGではありませんでした。
その親交の深さと阿吽の呼吸を証明したのが、1988年から1999年まで正月の風物詩として放送された『タモリ・たけし・さんま 世紀のゴルフマッチ』です。英語を話すと罰金が科される「英語禁止ホール」や、高級車を容赦なく破壊する過激な演出など、互いへの全幅の信頼がなければ成立しない伝説的なやり取りが繰り広げられました。
さらに2014年3月31日に放送された『笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号』では、タモリ、たけし、さんまが同じ生放送のステージに集結。ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、とんねるず、爆笑問題らも乱入する中、3人が見せた堂々たる立ち振る舞いは、日本中のお笑いファンを熱狂させました。