このフレーズの元祖を辿ると、2010年に連載された杉山美和子氏の少女漫画『芋けんぴは恋の媚薬』(小学館)に行き着く。作中、イケメン男子がヒロインの髪に付いていた芋けんぴを取り、あろうことかそのまま食べて「髪に芋けんぴついてたよ(カリッ)」と言い放つ伝説的シーンだ。
当時も少女漫画ならではの強烈なシチュエーションとして語り継がれたが、当時は一部のインターネット掲示板やコラ画像文化の「ネタ」として親しまれていた。それが15年の時を経て、なぜ今デジタルネイティブたちに再発見されたのか。専門家は「ベタな恋愛シチュエーションに対するアンチテーゼと、愛おしさが表裏一体になった現代的な感性」と分析する。