本来の圧倒的な補修力を引き出すためには、妥協のない手順の遵守が絶対条件となる。施術は単に薬剤を順に塗る作業ではない。現在のサロン現場で結果を出しているトップヘアスタイリストたちは、以下の精密なアプローチを徹底している。
まず、0番のプレトリートメントで毛髪のアルカリ度を整え、尿素の力でキューティクルを無理なく開いて導入経路を確保する。続いて1番の低分子ケラチンを塗布し、2番のアミノ酸を重ねることで内部での凝集結合(インカラミ)を一気に促す。ここで重要なのが手の体温と丁寧なタッピングだ。その後、スチーム加温で定着を深め、3番で4種類のケラチンを補強、最後に4番(髪質に合わせて選定する保水・油分ベール)でキューティクルを完全にロックする。この一連の流れが寸分の狂いもなく行われた時、髪は芯から生まれ変わる。