「入浴は最も手軽で効果的な予防医学である」。こう提唱するのは、東京都市大学人間科学部教授であり、日本温泉気候物理医学会の理事を務める早坂信哉氏だ。早坂教授らの研究グループが行った大規模な追跡調査によると、習慣的に湯船に入る人は、シャワー中心の人に比べて要介護リスクが減少し、主観的健康感も著しく高いことが実証されている。
NHKスペシャルの健康特集番組でも取り上げられた早坂氏の研究結果は、40度前後のぬるめのお湯に10分から15分ほど浸かるのが最も安全かつ健康効果を最大化する「黄金の入浴法」であると結論づけている。長湯をしすぎず、適切な温度を保つことこそが、血管の若返りと自律神経の安定をもたらす鍵となる。