コーラル アンド タスクが放つ独特の存在感は、一度目にしたら忘れられない。生成りのリネン地に施された、どこかユーモラスで温かみのある動物たち。その一針一針には、まるで古い絵本から抜け出してきたかのような息遣いと、確かなクラフトマンシップが宿っている。ただ部屋に置くだけで空間の空気がふっと緩み、日常の景色が一変するのだ。
リネンに針を通すかすかな音、そして立ち現れる愛嬌たっぷりの森の住人たち。世界中のインテリアファンや目利きのコレクターが熱狂するコーラル アンド タスクのファブリックは、単なる日用品の枠組みを軽やかに飛び越えている。今や日々の暮らしに上質な物語を添える存在として、国内外の愛好家たちを虜にし続けてやまない。
2026年最新コレクション独占公開!進化を遂げた刺繍アートの躍動
今年発表された2026年最新コレクションは、これまでの牧歌的な世界観をベースにしつつも、より大胆な構図と繊細な色彩設計が際立つ圧巻の仕上がりだ。今季のメインテーマは「夜の森と旅する生きものたち」。月明かりの下でひそやかに集うキツネやフクロウ、繊細な植物の陰影が、深みのあるトーンと煌めく糸のステッチで見事に描き出されている。
特筆すべきは、平面的な布地の上に立体感を生み出す刺繍アートとしての進化だ。羽の重なりや毛並みの柔らかさを表現するため、糸の太さや打ち込みの密度がミリ単位で調整されている。手作業の温もりと高度なステッチ技術が融合したクッションカバーやタペストリーは、もはや部屋を彩る装飾を超え、眺めるたびに新たな発見をもたらす一枚の絵画と言っていい。
ステファニー・ハウズリーが語る制作秘話とブルックリン・デザインスタジオの日常
ブランドの魂であり、すべての図案を手がけるデザイナーのステファニー・ハウズリー。彼女の創作の拠点は、洗練されたカルチャーが交差するブルックリン・デザインスタジオにある。スタジオのデスクには、旅先で拾い集めた小枝や羽根、愛犬との散歩で見つけた草花が並び、自由な発想の源泉となっている。
CORAL & TUSKのクリエイションは、ステファニー自身がスケッチブックに鉛筆で描く繊細な原画から始まる。「機械刺繍でありながら、鉛筆の柔らかなストロークをそのまま再現することに命を懸けている」と彼女は語る。何十回にも及ぶ糸選びとサンプルの修正を経て、ようやく1つのプロダクトが完成する。妥協のない探求心こそが、手に取った瞬間に伝わるあの独特のぬくもりを生み出しているのだ。