すべての原点は、創設者である中村ハルの強烈な情熱にある。「努力の上に花が咲く」を信条に、戦前から家庭教育と栄養改善に人生を捧げた彼女の思想は、今も学校法人中村学園の隅々にまで浸透している。時代がいかにデジタル化しようとも、人が口にするもので身体が作られるという真理は変わらない。
中村学園大学をはじめとする教育機関で培われた栄養学研究や調理技術。それらを机上の空論にとどめず、実際の社会現場で価値に変える装置として、株式会社中村学園事業部は機能している。アカデミズムとビジネスの実利をこれほど自然に結びつけた事例は、国内の学校法人を見渡しても極めて稀有な存在といえる。