常田大希氏がこれまでに着用してきたアイウェアを精査すると、そこには明確な審美眼と一貫した美学が存在します。ハイブランドのロゴを誇示するような選び方は一切せず、クラフトマンシップが宿る専業ブランドや、歴史的背景を持つヘリテージモデルを巧みにセレクトしているのが大きな特徴です。
ファンの間で最初に爆発的な特定運動が巻き起こったモデルの一つが、BOSTON CLUB(ボストンクラブ)の「HUDSON(ハドソン)Col.02」です。やや太めのアセテート生地に跳ね上がるようなブロウラインを持たせたクラシカルなウェリントン型であり、ミュージックビデオや雑誌の撮り下ろしで着用されたことで瞬く間に全国の取扱店から在庫が消滅しました。
さらに、ニューヨークの老舗アイウェアブランドであるMOSCOT(モスコット)の代表作「LEMTOSH(レムトッシュ)」も、彼の定番ピースとして知られています。丸みを帯びた独特のキーホールブリッジと絶妙なボストンウェリントンシェイプに、濃度の薄いライトカラーレンズを組み合わせるスタイルは、今日のアイウェアトレンドに決定的な影響を与えました。
また、日本の鯖江が誇るクラシックアイウェアの最高峰、EYEVAN(アイヴァン)およびEYEVAN 7285のメタルフレームやコンビネーションモデルも幾度となく着用が目撃されています。繊細な彫金が施されたチタンブリッジとミニマルな造形美は、彼のクラシック音楽的バックボーンを感じさせるインテリジェンスを際立たせています。