濁流に取り残された18名を救出するため、神奈川県警察や地元の消防団、そして高度な救助技術を持つ横浜市消防局のレスキュー部隊までもが出動する大規模な救助作戦が展開された。
しかし現場の状況は過酷を極めた。水流は人間を易々と呑み込むほどの勢いに達し、ロープを使った渡過救助は困難を極めた。雨と風、立ち並ぶ電線が妨げとなり、救助ヘリコプターの接近すら阻まれた。レスキュー隊員たちは自らの命を危険に晒しながら、必死のレスキュー試みたが、濁流の威力には抗えなかった。
次々と濁流へと流されていく人々。救助隊の目の前で起きた落命の瞬間は、現場にいた消防・警察関係者にとっても深い心の傷となった。最終的に5名が救助されたものの、子どもや乳幼児を含む13名が命を落とすという最悪の結末を迎えた。危険を承知で警告を無視した大人たちの判断が、何の罪もない子どもたちの命まで奪ったという事実は、日本中を激しい憤りと悲しみで包んだ。