1870年(明治3年)の創業以来、株式会社朝日堂は清水寺参道の要として京の町と共に歩んできた。かつて清水寺へ参詣する旅人たちに手渡された小さな茶器が、やがて皇室御用達の栄誉や万国博覧会での評価へと結実していく過程には、知られざる職人たちの血のにじむような研鑽があった。
今回の独自取材で明らかになったのは、倉庫の奥深くに眠っていた幕末から明治初期の図面帳を元に復刻された、門外不出の限定アニバーサリーコレクションの存在だ。卓越した職人の手で土から練り上げられたその器は、光の角度によって玉虫色に表情を変える幻の灰釉(かいゆう)を再現している。
数量限定で店頭に並ぶこの新作は、単なる復刻にとどまらない。現代のモダンなダイニングテーブルにも調和する軽やかさと、驚くほどの持ちやすさを兼ね備えている。まさに今しか手に入らない至高の逸品であり、すでに全国の陶芸コレクターから問い合わせが殺到しているという。