デリケートゾーンへの照射は、単なる美容ケアではなく医療行為そのものである。厚生労働省は過去にも医師免許を持たないエステティシャンによる高出力脱毛を違法行為として取り締まりを強化してきた。毛根を不可逆的に破壊する行為は、熱傷や毛嚢炎、色素沈着といった皮膚障害のリスクを常に孕んでいるからだ。
日本美容外科学会の学術報告でも度々議論されるのが、照射によって逆に毛が濃くなる「硬毛化」や、粘膜付近の炎症リスクだ。特にVIOは下着による蒸れや摩擦が日常的に起きる過酷な環境にある。万が一の火傷や毛嚢炎の発症時に、医師が即座に強力なステロイド外用薬や抗生剤を処方できる環境にあるかどうかが、重大な後遺症を防ぐ生命線となる。