絶対的な権力者として宮廷を牛耳っていた両親の庇護のもと、チョン・シネは何不自由ない暮らしを送っていた。欲しいものはすべて手に入り、誰からも傅かれる日々。彼女自身、親の威光を傘に着た高慢さを隠そうともしなかった。だが、その傲慢な日常は脆い砂上の楼閣に過ぎなかったのだ。
オクニョたちの反撃によってユン・ウォニョン一派は一網打尽にされ、屋敷には捜査のメスが入る。財産はことごとく没収され、昨日までへつらっていた使用人たちも蜘蛛の子を散らすように逃げ去った。残されたのは、荒れ果てた屋敷と、世間からの冷酷な視線だけ。権勢を誇った一家の崩壊は、シネから「身分」と「誇り」のすべてを一瞬で強奪した。