近年のテレビ業界において、評価指標の主軸は完全に「世帯」から「個人」、そして「コア」へと移行しました。かつて指標とされていた世帯視聴率は「家族の誰か1人でもテレビをつけていればカウントされる」仕組みであり、少人数世帯が増加した現代の実態を正確に反映しきれなくなっています。
現在、民放各局の営業戦略において最重要視されているのが、13歳から49歳までの男女を対象とした「コア視聴率」の比較です。たとえ世帯視聴率が5%台にとどまっていても、コア視聴率が4%を超えていれば広告主からの評価は極めて高く、CM枠は高単価で取引されます。「世帯視聴率の一桁=失敗」という過去の常識は完全に過去のものとなり、ターゲット層にどれだけ深く届いているかが真の成功指標となっています。