消火器には明確な設計標準使用期限が定められています。オフィスや店舗に置かれる業務用消火器の耐用年数は10年、一般家庭向けの住宅用消火器は5年が更新の目安です。
特に製造から長年が経過し、本体底面や溶接部分がサビて腐食した加圧式消火器は、操作時に内部の急激な圧力上昇に耐えられず、底が抜けたり本体が破裂して操作者が重傷を負う死亡・負傷事故が過去に何度も発生しています。「古いから中身を出して処分しよう」とレバーを握る行為は絶対に避けてください。
消火器は危険物・圧力容器に該当するため、一般の家庭ゴミや粗大ゴミとして自治体のゴミ収集に出すことはできません。処分する際は、一般社団法人日本消火器工業会が運営する「消火器リサイクルシステム」を利用するのが公的な正規ルールです。
【安全な処分窓口】
1. 特定窓口・指定引取場所:地域の防災防犯設備業者やリサイクル拠点で「リサイクルシール」を購入して引き渡す。
2. ホームセンターの引き取り:新しい消火器を購入する際、同数まで古い消火器を無料または低価格で引き取ってくれる店舗を活用する。
3. ゆうパックによる回収:住宅用消火器に限り、専用コールセンターに申し込むことで自宅から郵送回収(有料)を依頼できるサービスを利用する。