音楽の道を志し、高校卒業後は尚美ミュージックカレッジ専門学校へ進学して作曲の勉強に励んでいた大義さん。しかし、青年の前途洋々たる未来は突如として遮られることになります。二十歳を迎えた頃、耐え難い胸の痛みに襲われ、病院で下された診断結果は骨肉腫(がん)という無情な宣告でした。
過酷な抗がん剤治療と大手術。激しい副作用や身体の痛みに苦しみながらも、大義さんは決して音楽への情熱を捨てませんでした。病室でも鍵盤を電子ピアノの上に広げて五線紙に向かい、周囲には常に気丈で優しい笑顔を見せ続けていたといいます。
一時的な寛解を経て家族や恩師、後輩たちを喜ばせたものの、非情にも病魔は肺へと転移。2017年1月12日、浅野大義さんは愛する家族や仲間たちに見守られながら、二十歳という若さで天国へと旅立ちました。