ハクビシンを屋根裏に放置することは、家屋の資産価値と住人の健康にとって深刻な脅威となります。ハクビシンには「ため糞」と呼ばれる、同じ特定の場所に集中して排泄を繰り返す強い習性があります。
屋根裏の断熱材の上でため糞が行われると、数ヶ月の間に何十キロもの糞尿が一箇所に堆積します。その結果、以下のような甚大な二次被害が発生します。
糞尿の重みと水分によって天井板が腐食し、ある日突然「天井から糞尿混じりの茶色い液体が染み出してくる」「天井板が重みに耐えかねて踏み抜けるように落下する」という大惨事に直結します。また、強烈なアンモニア臭と獣臭が室内に充満し、日常生活に重大な支障をきたします。
さらに深刻なのが衛生面のリスクです。ハクビシンの体表や糞便には、大量のヒゼンダニ、イエダニ、ノミ、回虫などの病原体が寄生しています。これらが天井の隙間から居住スペースに落下・飛散することで、激しい皮膚炎やアレルギー疾患、人獣共通感染症(ズーノーシス)を引き起こす危険性があります。足跡を確認した段階での迅速なハクビシン糞尿被害対策が命運を分けます。