より根本的に口元のシルエットを整えたい場合、医療的なアプローチも有力な選択肢として定着しています。
唇の出っ張り方や口角の下がりやすさは、歯並びや顎の骨格構造(噛み合わせ)に大きく起因します。前歯が前方に出ている上顎前突(出っ歯)や叢生(ガタつき)がある場合、口元が閉じにくくなり、不自然な力みが生じてしまいます。歯科矯正によって前歯の角度やEライン(鼻先と顎先を結ぶ直線)を整えることで、唇が無理なく自然な位置に収まり、洗練されたアヒル口に近づくケースは珍しくありません。
また、美容医療の分野ではヒアルロン酸注入によるM字リップ形成や、口角を下げる筋肉の働きを弱める口角ボトックス注射が広く普及しています。上唇の結節(中央部分)や口角付近に適切な硬さのヒアルロン酸を注入することで、数ヶ月から1年程度にわたり理想的な立体カーブをキープできます。ただし、過度な注入は不自然な膨らみ(ヒアルロン顔)を招くリスクがあるため、顔全体のバランスを見極められる熟練医のカウンセリングが不可欠です。