マスコット作りで最も直面しやすい壁が「顔のバランス崩れ」と「綿の詰め方の偏り」だ。愛くるしい丸みを帯びた輪郭を美しく再現するには、まずブランケットステッチのピッチをミリ単位で揃える意識が欠かせない。特に角のない曲線を縫う際は、糸を強く引きすぎないことが綺麗な球体を作る秘訣となる。
また、目を縫い付ける位置は全体の印象を左右する最重要ポイント。紙に描いた配置ガイドを顔パーツに当てがいながら、コンマ数ミリ単位で調整を加える作業が完成度を左右する。綿を詰める際は、ピンセットを使って奥の角から少しずつ詰めていくことで、表面にシワが寄らずふっくらとした立体感が生まれる。