世界的な建築家である隈研吾氏が手掛ける建築に見られるような、素材の質感を活かしながら光と影を巧みに操作する手法は、一般住宅のインテリアデザインにも色濃く反映されている。ふかし壁の上下や左右にLEDライン照明を仕込むことで、壁面全体が柔らかく浮かび上がる演出は、まさにその典型と言える。
単にテレビを固定する土台にとどまらず、壁そのものを光の彫刻として機能させる。木目調パネルや石目調の壁紙、タイル施工をふかし壁表面にあしらうことで、夜間はリビングの雰囲気を劇的にムーディーな大人空間へと一変させる効果を生み出す。