体力を温存しつつ、河津七滝の魅力を余すところなく味わい尽くすための散策ルートを、編集部が現場検証の上で体系化しました。訪問者の体力や滞在可能時間に合わせて、以下の3つのルートから選択することをおすすめします。
黄金ルート:下流駐車+路線バス活用の「片道くだり制覇コース」
登山やハードな階段歩きを避け、マイナスイオンを浴びながら快適に歩きたい全ての人に推奨したいのが、「路線バス併用ワープ作戦」です。
- 下流の「河津七滝駐車場(七滝観光センター)」に車を停める。
- 観光センター前の「河津七滝」バス停から、東海バス(修善寺駅行き等)に乗車する。
- わずか約5分(運賃約200円台)で上流の「水垂」バス停に到着。
- 水垂から遊歩道に入り、釜滝 → 蝦滝(えびだる) → 蛇滝(へびだる) → 初景滝(しょけいだる) → かに滝 → 出合滝 → 大滝の順に、下り坂を歩いて巡る。
- 下流の観光センター駐車場にそのままゴール。
この回り方であれば、所要時間は約60〜80分。上り階段を登る苦痛がほぼゼロになり、美しい渓流のせせらぎと吊り橋の絶景を心ゆくまで堪能できます。バスの本数は1時間に1〜2本程度運行されているため、あらかじめ時刻表を確認してから車を停めるのがスマートです。
王道ショート:見どころ凝縮の「初景滝ピストンコース」
「全滝を回る時間がない」「小さな子供やお年寄りがいる」というグループには、下流駐車場から「初景滝」までの往復が最適解です。
初景滝には、川端康成の名作『伊豆の踊子』にちなんだ「踊り子と私」のブロンズ像が設置されており、河津七滝を象徴するフォトスポットとなっています。下流の駐車場から初景滝までの道中は、木道や平坦なアスファルト遊歩道が中心で、勾配も極めて緩やかです。所要時間は往復で約40分。無理なく七滝の風情を味わえる極めて効率的なショートカットです。