一方で、現在の空港施設には明確な限界も見え始めている。現在利用されている滑走路は軍民共用であり、軍事要衝としてのK-2空軍基地移転計画と切っても切り離せない関係にあるからだ。騒音問題や拡張性の制約を根本的に解決するため、地域全体を挙げた国家級のメガプロジェクト「大邱・慶北新空港建設プロジェクト」が着々と進められている。
この歴史的転換の陣頭指揮を執るのが、大邱広域市の洪準杓(ホン・ジュンピョ)市長だ。洪市長は、軍基地の移転と新空港建設を同時に完了させる計画を推進し、軍民双方の利便性を飛躍的に高める青写真を掲げている。新空港は慶尚北道軍威郡・義城郡の境に建設され、大型貨物機や中長距離国際線の就航に対応した現代的なハブ空港へと生まれ変わる予定だ。2030年代の開港を目指すこの超大型事業は、地域経済のみならず韓国全体の航空産業の勢力図を塗り替えるインパクトを秘めている。