アコギとエレキの違いとは?初心者が挫折する決定的要因と選び方

アコギとエレキの違いとは?初心者が挫折する決定的要因と選び方

アコギとエレキの違いとは?初心者が挫折する決定的要因と選び方についての疑問解決ガイドをお届けします。

ギターを始めた初心者が最初の1〜2週間で直面する最大の関門が、弦を押さえる左手の指先の痛みです。ここでアコギとエレキの難易度比較を行う際、最も本質的な違いとなるのがアコギとエレキの弦の硬さ違いとネックの構造です。

アコギには主にブロンズ弦(真鍮を配合した硬質な金属弦)が張られており、ボディ全体を木材の共鳴だけで鳴らす構造上、太めのゲージ(一般的にライトゲージ:1弦が約0.012インチ)が標準採用されています。6本の弦全体にかかる総張力(テンション)はおよそ約70kg〜75kgにも達します。さらに、ネックの幅が約43mm〜44mmとやや広く、弦と指板の隙間(弦高)も高めにセッティングされているため、きれいな和音を鳴らすには相当な握力と正確な指の立て方が求められます。

一方のエレキは、ピックアップと呼ばれるマイクで弦の振動を電気信号に変換するため、生音を大きく響かせる必要がありません。そのため、しなやかなニッケル弦の極細ゲージ(スーパーライト〜ライトゲージ:1弦が約0.009〜0.010インチ)が標準で、総張力は約40kg〜45kg程度にとどまります。ネックも細く握り込みやすい形状に削られており、弦高も低く抑えられています。

この構造差が指の痛さと押さえやすさの違いに直結します。初心者が最初につまずく代名詞「Fコード」のバレーコード(人差し指で全弦を押さえるフォーム)に挑む際、エレキであれば数日の練習で音が出るようになるケースでも、アコギでは指の皮が固まるまで数週間から1か月以上まともに鳴らないことも珍しくありません。物理的な押さえやすさ、最初の1曲を弾き切るまでのハードルの低さという観点では、エレキのほうが圧倒的にとっつきやすいのが現場の実態です。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。